土井ヶ浜遺跡は弥生時代の埋葬跡で、国の指定史跡です。

響灘に面する土井ヶ浜の海岸。
そこは風によって運ばれた砂が厚く堆積し、砂丘が形成されています。

その緩やかな砂丘上に、弥生時代の人々は死者を埋葬していました。

土井ヶ浜遺跡からは約300体の人骨が出土しました。
それらの人骨の研究によって、土井ヶ浜の弥生時代の人々の顔や身体が、それまでの縄文時代の人々とは異なることが明らかとなりました。

なぜ土井ヶ浜の弥生人は、縄文時代と異なる形質を持っていたのか?
その問題は、私たち現代の日本人の形成と深く関わるものでした。

さらに、土井ヶ浜遺跡に埋葬された人々は、貝で作られた装飾品を身につけていました。
その貝は土井ヶ浜周辺では採ることのできない貝であることがわかりました。

その貝はどこから持ち込まれたのか?
そこから、私たちの想像を遥かに超えた弥生時代の交易の実態が見えてきました。

土井ヶ浜遺跡から出土した人骨から明らかになった日本人のルーツ、そして遺跡から出土した遺物については、土井ヶ浜遺跡・人類学ミュージアムで紹介しています。

 >>人類学ミュージアムの常設展については、こちらをご覧下さい。